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Mastercard加盟店のセキュリティ対策

航空会社やオンラインおよびカタログ販売業者、テレマーケティング会社などが、顧客と対面せずに行う非対面取引の総額は、年間2,000億ドルに達します。とりわけインターネットは、加盟店が商品やサービスを販売する新しい機会を生み出しています。その反面、eコマースによって、新しい種類のカード不正使用も発生しています。Mastercardのカード照合/セキュリティ・プログラムにより、カードホルダーは、オンライン取引や通信販売、テレフォンショッピングなどをより安心して行えます。

 

1. 非対面取引における不正使用を防止する。

通信販売やテレフォンショッピング、オンラインショッピングは、非対面取引となるため、不正使用がとりわけ問題となります。企業はいくつかの防護策によって不正取引の発生を最小限に抑えることができます。

  • 貴店のアクワイアラーに電話をかけ、カード会員の電話番号を確認します。
  • 商品を出荷する前に、お客様から知らされた電話番号に電話をかけ、取引内容を確認します。往々にして不正使用者は、注文を手当たりしだいにし、注文内容の記録をとらないため、注文時に提示した情報を確認することができないものです。
  • 不正使用に利用されやすい商品は、不正決済処理のおそれがあるため、先行発送には慎重を期してください。
  • 取引実績のあるお客様から、通常の購買パターンと異なる注文があった場合には警戒してください。
 

2. カード会員照合プログラムに参加する。

ダイレクトマーケティング会社に特有の懸念に対応するため、Mastercardでは、CVC2(Card Validation Code 2)の利用をお勧めしています。この効果の高いカードホルダー検証プログラムによって、取引の安全性と収益性が向上します。

  • CVC2(Card Validation Code 2)CVC2は、Mastercard券面のサインパネル(署名欄)にインデント表示されている3桁のコードです。この追加的なセキュリティ対策により、加盟店は、非対面取引の際に買い手が現物のカードを手元に持っていることを確認できます。Mastercardでは、企業の皆様に、電話などの非対面取引の際には、すべての顧客にCard Validation Codeを尋ねることを強くお勧めしています。磁気ストライプ・データと同様、加盟店は絶対にCVC2コードを保存してはなりません。

    CVC2についての詳細は、貴社のアクワイアラーへお問い合わせください。
 

3. 不正利用を防止するより安全で強固な本人認証の実現をMastercard ID Check で!

デジタル決済の処理件数が日を追うごとに増えてきている現在、加盟店の皆様は全ての取引が安全に行われるように万全を期す必要があります。中断されることなく多くの決済取引を完了することが出来るように、Mastercard ID Check は、以前の3DS 1.0に代わり、EMV® 3-Dセキュアの最新の認証基準を採用しています。

 

4. Mastercard SDP (サイトデータプロテクション)でデータを保護する

Mastercard SDP プログラムに参加することで、貴店のビジネスやお客様をハッカー等のセキュリティの問題から守ることができます。このプログラムは、セキュリティの方法や手順、ウェブサイトの構成などにおける脆弱性を識別鑑定することで、貴店のセキュリティ体制を向上させる要件やガイドライン、ツールを提供します。このサービスの申し込みはオンラインでできます。