Skip to Content

インターチェンジとは

インターチェンジとは、加盟店と契約している金融機関・非金融機関 (アクワイアラー)がカード会員のカード発行会社(イシュアー)に支払う手数料で、加盟店がカード決済を取り扱うことで得る利益をイシュアーに補償するためのものです。これにより、カード発行のライセンスを保有する金融機関・非金融機関は、加盟店、政府、消費者に多大な価値を提供することができます。
インターチェンジ手数料は、加盟店がMastercardの決済を受け入れることで得られる価値を反映しており、消費者と加盟店が得る利益とコストのバランスをとる上で重要な役割を担っています。一般に、インターチェンジ手数料は、イシュアーに発生したコストの一部を償還するために、Mastercardのネットワークを通じてアクワイアラーからイシュアーに支払われます。Mastercardの決済システムを利用する全ての参加者(アクワイアラー及び加盟店を含む)に、既存及び新規顧客に対する売上の増加、提供する既存及び新規商品の効率化、支払いの保証、カスタマーエクスペリエンスの改善などの便益を与えるカード決済サービスを提供するにあたってかかるこれらのコストは、イシュアーが負担するものです。
なお、Mastercard(または金融機関・非金融機関)は、イシュアーとアクワイアラーの間で他の決済条件が確立されていない場合に適用される「インターチェンジ標準料率」を設定しています。Mastercardは、決済処理を通じて、インターチェンジ手数料の集金と送金を管理していますが、インターチェンジから収益は得ていません。

 

Mastercard の役割

Mastercardは、イシュアーが提供するサービスのコストと、カード決済を受け入れることによる利益に基づいて、インターチェンジ料率を設定しています。インターチェンジ料率が高すぎると、加盟店はカードの使用を拒否する可能性があり、逆に低すぎると、カード決済を提供する費用に見合ったイシュアーへの報償がなくなるため、インターチェンジ料率を適切な水準に設定することが重要です。
インターチェンジ料率を適切な水準に設定することにより、イシュアーとアクワイアラーの両方が有効な決済システムを最大限に活用したサービスを提供することにつながります。また、革新的な決済ソリューションの成長および開発を促進します。