決済取引の安全のために

データセキュリティにおいて決済カード業界を先導

Mastercardは、商取引の安全性向上において比類なきリーダーシップを発揮しており、決済カード・セキュリティのリーダーとして、下記の取り組みに重要な役割を果たしてきました。

  • 業界に先駆けて画期的なテクノロジーやイニシアティブを導入
  • 業界基準や業界慣行を定義
  • 企業や業界の専門家の連携を世界規模で促進

こうした取り組みは、ビジネス・パートナーから金融サービス機関、世界各国の法執行機関にいたるまで、決済カード業界のあらゆる部門に寄与しています。

Mastercardは、安全で信頼できる決済プロダクトやサービスの提供に尽力しています。Mastercardの目標は、Mastercardのビジネス・パートナー様が、Mastercardカードの取り扱いや決済処理を通じての収益拡大に貢献することです。Mastercardでは、改革、協力、不正使用に対するグローバルな包括的取り組みにより、この目標の達成に向けて取り組んでいます。

 

テクノロジーの革新

専門家との協力

世界的な課題に対するグローバルな取り組み

 

1. テクノロジーの革新

業界に先駆けてさまざまなカード・セキュリティ機能を市場に投入してきたMastercardは、今後も引き続き、データ保護を強化し、決済カードの不正使用防止に向けた新しいプログラムを開発・実施していきます。

 

セキュリティへの取り組みの歩み

Mastercardは過去40年間にわたり、さまざまなセキュリティの革新と対策において業界を先導してきました。

  • 1969年 - 不正使用の追跡・分析を行う一元管理型の加盟店向け不正使用報告システム(Fraud Reporting System)を導入
  • 1974年 - すべてのカードの磁気ストライプを標準化
  • 1983年 - 業界に先駆けて立体ホログラムを採用
  • 1988年 - CVC2(カード確認コード2:Card Validation Code 2)と偽造防止サインパネルを開発
  • 1990年 - 不正使用の監視と分析を組み合わせたメンバー保護プログラムを導入
  • 1995年 - ICチップ技術を導入
  • 2001年 - (オンライン加盟店におけるインターネット・ハッカーへの予防的対策を支援する)Mastercardサイトデータプロテクション(SDP)を開始
  • 2002年 - Mastercard SecureCode®を導入
  • 2003年 - Debit Mastercardホログラムを導入
  • 2004年 - 不正なインターネットサイトの閉鎖において(デジタル不正検知サービス会社の)NameProtectと提携
  • 2005年 - すべてのATMネットワークにトリプルDES暗号を義務化。不正検知システムであるAristion(アリスティオン)にモバイル・メッセージング・サービスを統合

 

ICチップ技術

ICカードは全世界の消費者や企業に新たなセキュリティを提供するものです。すでに現在、約2億枚ものMastercard EMV準拠のICカードが、世界420万台以上の端末で取り扱われています。

Mastercardでは従来から、ICチップの採用に伴うセキュリティ機能や処理性能の向上の可能性に着目しており、同時にICチップによるペイメント技術を不正使用防止戦略の中心に据えてきました。ICチップは取引の安全性を向上させる超小型コンピュータであり、ICチップ内蔵カードは、従来の磁気ストライプ型のカードに比べて遥かに優れた機能・性能を発揮します。また、IC搭載のカードは偽造しにくいため、不正使用の発生率が抑えられます。

 

加盟店にとってのセキュリティ上のメリット

対面取引の場合、ICカードはPOS(販売時点管理)端末に挿入され、取引が終了するまでそのまま挿入されています。ICチップは端末と通信してカードホルダーの本人確認を行い、重要な取引情報を記録します。ICカードを使用するカードホルダーは通常、サインよりも安全な手段である暗証番号(PIN)を使って本人確認を行います。

暗証番号を併用することにより、カードの紛失・盗難についてもセキュリティがいっそう向上します。ICカード/PIN端末を使用する加盟店は、レジ係が端末画面に表示される指示に従い、規定のセキュリティ手順に従っている限り、カードホルダーが暗証番号とサインのいずれを使う場合でも、不正使用によるコスト負担の責任を免除されます。また、請求差戻しの件数が減るというメリットもあります。

 

リモート・ショッピングをより安全に

Mastercardは、オンラインショッピングにOneSMART® Authenticationを提供しています。これはカードリーダーを使用してワンタイム・パスワードを生成し、極めて安全なインターネット・ショッピングを実現するチップベースのソリューションです。郵送や電話注文の決済、リモート・バンキング・決済処理でも、採用できます。

 

不正使用対策フォーラム

Mastercardでは、セキュリティ・プログラムについてのフィードバックや今後の取り組みに役立つ知識をMastercardのカスタマーであるカード発行会社に提供しています。

 

セキュリティに関する啓蒙活動

Mastercardでは、セキュリティや不正使用に関する最新の情報や知識を、全世界のMastercardのカスタマーであるカード発行会社や業界リーダー、法執行機関の方々と共有しています。

  • グローバル・リスク・マネジメント・シンポジウム(Global Risk Management Symposium)
    決済カード関連のオンライン犯罪撲滅のため、コミュニケーションや貢献、協力を強化するべく業界リーダーの方々にお集まりいただく3日間のシンポジウムです。主要講演者は、Mastercardの経営幹部や決済カード業界のリーダー、政府官僚や法執行当局者などです。

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2. 専門家との協力

不正使用の防止には関係者との相互協力が不可欠です。Mastercardでは、法執行当局者や業界リーダーの方々と強力な関係を保つとともに、小売業者やそのビジネス・パートナーとも連携しています。さらに、Mastercardでは、支払いプロセス全体を通じて取引情報を保護する最善策の開発も行っています。

  • 研修教材
    法執行機関の研修を通じて、Mastercardは、全世界の犯罪取締機関向けに重要な不正使用防止教育を実施しています。Mastercardは、米財務省検察局における新人捜査官の指導として米国における不正使用の動向に関し定期的に研修を実施しています。また、オンライン取引・対面取引における不正使用防止策に焦点を当てた教材も開発しています。
  • 捜査・起訴
    決済カードの不正使用が発生した場合、Mastercardでは、捜査や起訴が円滑に進むよう、米国財務省検察局や連邦捜査局(FBI)、郵便捜査局、インターポール(国際刑事警察機構)、ユーロポール(欧州刑事警察機構)および全世界の関係当局と緊密に連携します。例えば、2005年には、ハリケーン・カトリーナの被災者やアジア地域の津波被災者への寄付を募っていた不正なウェブサイトの閉鎖で法執行機関と連携しました。

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3. 世界的な課題に対するグローバルな取り組み

Mastercardはグローバル・ブランドであり、Mastercardカードは世界の210を超える国や地域の2,500万近くの場所で取り扱われています。Mastercardは、厳格かつ包括的なアプローチにより、決済カードの不正使用からカスタマーであるカード会社および金融機関やビジネス・パートナー、カードホルダーを守るべく全力を尽くしています。

  • 不正利用防止における驚異的な成功率
    Mastercardでは、世界37カ所のオフィスに、不正使用防止に向けたグローバルな取り組みを監督する専任スタッフを置いており、目覚ましい成果を達成しています。Mastercardカードを使って全世界で行われる取引件数は年160億件以上にのぼりますが、ほぼすべての取引が不正使用の被害に遭うことなく行われています。この成功率のおかげで、消費者の皆様は、いつでも、どこでも、安心して安全にお買い物をお楽しみいただけるのです。
  • カードホルダーの安心感の向上
    Mastercardでは、米国とカナダおよびアジア太平洋地域の各国でゼロライアビリティー・ポリシーを実施しています。このポリシーは、店舗でのお買い物のみならず、電話やオンラインでのお買い物にも適用され、覚えのない取引の責任をカードホルダーが負うことのないよう規定したものです。そのため、消費者の皆様は安心してMastercardカードでお買い物できます。
  • 新プログラムの試験を実施
    Mastercardは、決済取引の将来をより安全なものにすべく、世界中で革新的なセキュリティ技術の開拓を続けています。Mastercardは現在、セキュリティを強化した新しいIC認証プロセスを欧州で試験中です。
  • 新たなプログラムの開発
    Mastercardは、世界中で革新的なセキュリティ技術の開発を推進し、将来の支払い決済処理をさらに安全なものにします。現在、ヨーロッパでは、安全性の高い、新しいチップ認証プロセスをテスト中です。また、アジア太平洋では、セキュリティ向上させたホログラム技術プログラムもテストしています。

 

商取引のセキュリティ確保

Mastercardでは、不正使用防止を重視しており、新しい防止技術やプログラムの開発、業界リーダーや法執行当局との連携、決済サービス業界や商取引の安全確保に向けたグローバルな取り組みを通じて、不正使用防止に全力で取り組んでいます。

加盟店の皆様にできる自衛策につきまして

 

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